2022年5月6日金曜日

うたの住む家とは

 


うたの住む家は、即興からめーる団(赤羽美希+正木恵子)が企画する、多様な人と「うた」を共同作曲するプロジェクトです。2007年から活動を開始しました。最初の拠点となったのは、「三田の家」(慶應義塾大学と三田商店街振興組合が共同で運営)。2013年に「三田の家」が閉鎖された後、2016年に「両国門天ホール」を第二の拠点として活動を再開しました。2020年からはコロナ禍ということもあり、オンラインでうたづくりを続けています。

うたの住む家の活動は、ワークショップとコンサートの2つから成ります。

参加者は公募制で、ファシリテーターのもと、公募の参加者がみんなで一つのうたを作っていきます。

ワークショップのファシリテーターは即興からめーる団をはじめ、ボイスパフォーマー、作曲家、振付家、演出家、美術家など様々な分野のアーティストが勤めてきました。

ワークショップにはこれまでに0歳から101歳まで幅広い年齢の方が参加しています。主宰の即興からめーる団がうたづくりにおいて大切にしているのは、「その人がその時その場にいなければ作り得ないうたをつくること」です。ファシリテーターと参加者とがみんなで会話をしながら、その場で出てきた言葉をつないで、歌詞を作理、メロディーもみんなではなうたをうたいながら、紡いでいきます。そうすることで、出来上がったうたは一人ひとりの参加者や参加者同士の関わり、その時の状況等のドキュメントとなっています。

ワークショップで作ったうたは、ワークショップ参加者とアーティストが一緒になってコンサートで披露していきます。

これまでに行ったワークショップは125回、コンサートは15回(2022年5月現在)です